デニムのいいアタリの出し方などは、色々なサイトで紹介されていると思いますが、不思議とデニムジャケットのいいアタリ・いい色落ちの出し方を謳った記事をあまり見る事がなかったので、今日はデニムジャケットのいいアタリ・いい色落ちをさせる方法「糊付け」について紹介していこうと思います。
デニムジャケットにヴィンテージデニムのようなバキバキのアタリを付けるための近道は糊付けを行うことです。
なぜならデニムジャケットに糊付けを行う事で、デニム生地が硬くなり動いた時にできるシワが定着しやすくなるので、濃淡がはっきりとした色落ちがし易くなります。
先日購入したフルカウント(FULLCOUNT)のファーストタイプのデニムジャケットに糊付けを行ったので、デニムジャケットの糊付けの仕方や手順のついて紹介させていただきます。
デニムジャケット 糊付けの手順について
この商品はワンウォッシュされたデニム生地でできているので、糊付けを行い生地を硬くしてメリハリのある色落ちやアタリを期待したいです。
こちらのデニムジャケットに糊付けを行うので、実際に行った手順を紹介させていただきます。
洗濯糊を用意
まず用意するのがホームセンターやドラッグストアに売っている洗濯糊です。スプレータイプの洗濯糊もありますが、糊の強度がある液体タイプの洗濯糊をお勧めします。
洗濯・脱水を行う
次に糊付けを行うデニムジャケットを洗濯機で洗濯&脱水まで行ってください。乾いたデニム生地では糊が上手く伸びないので、満遍なく糊を塗る為にはデニムジャケットに水を通す必要があります。
デニムの色落ちや経年変化を楽しむ方にとって洗濯はちょっと気を遣う行程だと思います。デニムブランド毎に推奨する洗濯の方法があるので、簡単に紹介していますので気になる方はご覧ください。
デニムジャケットを裏返す
洗濯機で脱水まで行ったデニムジャケットを裏返しにしていきます。糊付けはデニム生地の表面ではなく必ず内側の生地に塗るようにして下さい。
糊付けを行う際に糊などが周りに付着してしまう恐れがあるので、掃除などがし易い風呂場などで行う事をおすすめします。
デニム生地に糊付け
洗濯糊は本来水などで薄めて使うものですが、デニムに糊付けする際は原液のまま使っていきます。乾いてしまわないように、パーツごとに糊をデニムにつけていきます。
アーム部分・前身・後身に糊を付けていきます。首の部分は外側だけ塗ります。内側にはなるべく塗らないほうがいいです。糊が乾いた後肌に直接触れるとチクチクする可能性があるためです。
糊が乾くまで乾燥
洗濯糊をデニム生地の内面に塗り終わったら、表に返しハンガーにかけシワや変な形が付かないように形を整え乾燥させます。
糊付けを行い生地が充分に乾いた状態がこちらの写真になります。予想以上にパリパリに仕上がりました。
驚くことにこのデニムジャケットは何の支えもなく立っています。それほど糊付けによって生地が硬くなりパリッとした仕上がりになりました。
シワを付ける
糊付けを行った後で一番重要な工程が、シワやクセを付ける工程になります。
乾いたパリパリのデニムジャケットに袖を通し、腕を曲げたり伸ばしたりを繰り返し行います。シワのクセを付けていきます。
以上でデニムジャケットの糊付けの工程は以上になります。あとはなるべく洗濯は避け着込むことによってメリハリのある色落ちやアタリが出やすくなります。
まとめ
デニムジャケットの「糊付け」の手順について紹介させていただきました。実際に糊付けを行ったフルカウントのデニムジャケットがどんな経年変化やエイジングをしていくかは今後発信していく予定です。
気になる方は下記をご覧ください。
コメント
色落ちが楽しみですねー!