ドイツの眼鏡ブランド「GERNOT LINDNER(ゲルノットリンドナー)」
眼鏡好きなら聞いたことがあるかもしれませんが、取扱店が限られており、実際に所有している方は少ないのではないでしょうか。
この記事では、私のゲルノット愛と、1年での経年変化について語っていきます。
GERNOT LINDNER(ゲルノットリンドナー)とは?
Lunor(ルノア)の創立者ゲルノット・リンドナー氏が2017年に立ち上げたブランドです。ルノアはあのスティーブ・ジョブズが掛けていたことで有名ですね。
まずはリンドナー氏とルノア、その後自身の名を冠して立ち上げたブランド「ゲルノットリンドナー」について簡単に。リンドナー氏は14歳からアンティーク眼鏡の収集を始めた世界的な眼鏡収集家です。そのリンドナー氏が「アンティーク」をコンセプトとして1992年に立ち上げたブランドがルノアですが、20年後の2012年にはルノアを離れました。そこからさらに自身の思う美しい眼鏡を追求し続けて生まれたのが新ブランド「ゲルノットリンドナー」です。通常眼鏡には使われない、スターリングシルバー(シルバー925)を主素材としています。
ブランド立ち上げ時、リンドナー氏は76歳。リンドナー氏が人生をかけてたどり着いたブランドです。
私はこの背景だけで、ぐっとくるものがあります…。
愛用品について
私が所有するゲルノットリンドナーの眼鏡を紹介していきます。
まずは美しさを
見ていただきたい!
縦に長いパント型。大きいわけではありませんが、緩さというか、柔らかさというか、抜け感が出ます。テンプルの位置が低めなのがポイントです。
フレームはアセテート、テンプルとノーズパッドはスターリングシルバーのマット加工。フレームは濃いブラウン~グリーンへのグラデーション。
単体で見ると「けっこう攻めたグリーン?」と思ってしまうのですが、掛けると驚くほど肌になじみます。この辺の色のさじ加減がまた美しい。
ちなみにスターリングシルバー、いわゆるシルバー925は、アクセサリーに使用される素材です。私は、眼鏡はアクセサリーだと思って選んでいます。スターリングシルバーを初めて眼鏡に使ったリンドナー氏を本当に尊敬します。
実はマスクとの相性が良かった!
注文してから手元に届くまで約3か月。色と形を組み合わせたセミオーダーにしたので、ドイツから届くのを待っていました。
一方で終わらないマスク生活。
マスクと眼鏡…
しかもグリーン…合うのかな…
不安になってきました。
が、届いてマスクの上に掛けてみると…合うんです。
マスクの上にちょうどグリーンの部分が被って、肌の上よりしっかりグリーンの色が見えます。そのおかげで、なんだか全体的に明るい雰囲気に見える!
ゲルノットリンドナー恐るべし。
かけ心地は?
実は少し重いです。疲れるほどではないのですが、常に「掛けている」という実感があるレベル。私はモノの存在を感じられるので、この重さは逆に愛おしく感じます。
1年での経年変化
手元に届いてから1年。特にテンプル部分、スターリングシルバーの経年変化を見てみます。
Before
購入時の写真を撮っていなかったのですが、購入時の色はこんなかんじです。
After
特に丁寧にメンテナンスしたことはありません。
お店の人いわく、アクセサリー用のシルバー磨きで磨くと、マット加工がツヤになってしまうそうです。
経年のくすみマットを楽しむか、
磨いてキラキラのシルバーにするか。
私は今のところ前者をとっています。
くすみ、黒ずみはこの眼鏡にとっては味。
渋さが出てくるのですが、それがまたフレームの色と合うんです。
磨きたくなったら、そのとき考えます。
まとめ
ゲルノットリンドナーへの愛と尊敬を語りました。
まだまだ語り足りませんが、ブランドを知らない方や、気になっていた方の参考になればうれしいです。
モノを育てていくのが好きな方には200%おすすめします!
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